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音楽用語と豆知識「シ」

音楽用語と豆知識

■シーケンサー sequencer(英)
主にシンセサイザーを自動演奏させるために用いられる電子楽器。初期のシーケンサーが短い音形の繰り返し(シーケンス)を演奏する目的で使われたためこの名で呼ばれるが今日ではよし高度な自動演奏も可能となっている。

■ジャズ jazz(米)
20世紀初めにアメリカのニューオーリンズで生まれた音楽スタイルの呼び名。黒人がもたらしたアフリカの民族音楽のリズムとヨーロッパの音楽が融合してできたものと言われている。揺れ動くスウィング感と即興演奏に特徴があり、即興ではモード(旋法)が使われることも多い。演奏スタイルは時代により変遷し、主に次のように分類される。ニューオーリンズ・ジャズ…最も初期の、少人数の集団即興ジャズ。ディキシーランド・ジャズ…ニューオーリンズ・ジャズの中でソロに重点を置いたジャズ。ビック・バンド・ジャズ…大編成のオーケストラ・ジャズ。これをスウィング・ジャズと言い、この時代をスウィング時代と言う。モダン・ジャズ…複雑なリズムや不協和音などを取り入れたジャズ。この演奏スタイルをビ・バップ(バップ)と言う。前衛ジャズ(フリー・ジャズ)…既製の概念や理論から逃れ、新しいスタイルを追求したジャズ。

■ジャム・セッション jam session(米)
ミュージシャンが簡単な打ち合わせだけで即興的に演奏すること。

■シャンソン chanson(仏)
1)フランスのポピュラー・ソング。愛の歌、政治的な歌、風刺的な歌など変化に富んだ内容の曲が多い。 2)フランスの世俗歌曲。12~13世紀の単旋律のシャンソン、14~15世紀の多声のシャンソンもある。

■終止 cadence, close(英) cadnce(仏) cadenza(伊)
和音がその機能にしたがって連結されることを終止形(カデンツ)といい、終止形のつらなりの中で区切りの部分を終止とよぶ。

■主音 tonic, key-note(英) Tonika(独) tonica(伊)
音階の第1音。調を決定する音。トニック。

■主和音 tonic triad(英)
音階の主音上の3和音で曲の中心となる和音。長調では長3和音、短調では短3和音となる。

■循環コード cyclic chord(英)
コードパターンとして定型化されたもの。トニック・コードから始まり、いくつかのコードを通って再びトニック・コードに戻る簡単なコード進行のこと。C-Am7-Dm7-G7-Cなどの進行。

■序曲 overture(英) oeverture(仏・伊)
オペラ、オラトリオ、バレエ、組曲などのはじめに置かれ、導入の役割を果たす器楽曲。近代に至り、演奏会用の独立した序曲も現れた。オーヴァーテュア。

■シンガー・ソングライター singer songwriter(米)
自ら作詞、作曲した歌を歌う歌手のこと。主に、ニューミュージック系のソロ・シンガーに対して使い、ロック・シンガーには使わない。

■シンセサイザー synthesizer(米)
「合成」の意味で、電子回路を使って様々な音色を作り合成することができる装置、楽器。1950年代にアメリカで開発され、1968年にキーボードのついたシステムが発表されてから急速に普及した。

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