雑音や騒音全般を指す。
■ノイズ・ミュージック noise music(英)
騒音を現代音楽の素材としてとらえ、楽器以外の音を使用した音楽。ジョン・ケージ、エドガー・ヴァレーズ、1960年代後半~1970年代のミュージック・コンクレートの手法を使った現代音楽などから、アインシュテュルツェンデ・ノイバウテンのような、工場の騒音(ノイズ)を連想させる、過激な音を取り入れたニュー・ウェーブ系のアーティストも出現した。
■ノヴェレッテ Novellette(独)
「小さい短編小説集」の意味。対比的な性格をもつ部分によって構成された小曲8曲から成るピアノ小曲集op.21の標題としてシャーマンが採用した。短編小説集のように各曲の性格が異なる。
■ノクターン noctuene(英) Nokturne, Nachtstuck(独)
夜想曲。フィールド、ショパン、フォーレ等のピアノ作品で、静かで瞑想的な気分の作品に付けられた曲名。オーケストラ作品ではメンデスルゾーンの≪真夏の夜の夢≫の付随音楽、ドビュッシーの≪三つのノクチュルヌ≫に例が見られる。
■ノーテーションソフト Notation soft(英)
楽譜作成ソフトのこと。シーケンスソフトも最近ではノーテーション機能が用意されているものが増えたが、ノーテーションソフトは演奏の機能よりも美しい楽譜を作成しプリントアウトすることに主体をおいたソフトである。楽譜作成に必要な様々な記号やレイアウト機能が充実しており、グラフィックデータとしての保存もできるようになっている。楽譜として綺麗に仕上げる事を指して日本語では「浄書」という言い方もする。主なものにFinale,Encore,Overture,Logicなどがある。
■ノート(データ) note data(英)
シーケンサーまたはシーケンスソフトに記録される音符情報のこと。すべての場合で「音符」に読み変えればテクニカルな文章も読みやすくなる。ノートに関する情報はチャンネルごとに送信されるチャンネル・メッセージに含まれ、音を出せと命令する「ノート・オン」と音を止めろと命令する「ノート・オフ」、鍵盤を押さえる速さを示す「オン・ベロシティ」と鍵盤を離す時の「オフ・ベロシティ」がある。
■のり (日)
乗り。ジャズでよく使われるドライヴやライド drive,ride(米)に相当する言葉。曲の雰囲気やリズムに調子良く乗った状態をさす。
■ノルティーニャ nortena(西)
メキシコ北部の民謡。ポルカに近いリズムで、アコーディオン、ウッド・ベース、バホ・セストと呼ばれる12弦ベースを使用するのが特徴。