普段の話し声について
2018/12/05
こんにちは。 今回は、話す時の声についてお話ししたいと思います。 たまにレッスンをしていると、「私の話す声はどうですか?」「普段の話し声から変えたいのですが。」と言われることがあります。話し声も変えたくてレッスンに来られている方もいらっしゃいます。歌っている声と、話している声はやはり出来たたら一緒がいいのです。同じ発声が良いです。 歌の鳴らし方が良い人、良いシンガーは、話している声も心地よく前になっていると思います。それが理想ですし、歌の発声が良くなってくると、話し声も変わってくるはずです。 レッスンを始めたばかりの方で、確かにこもったような声で話している方もいらっしゃいます。声帯が落ちていて声が前にならないのです。そういう方が普段話をしていると聞き返されてしまったり、長時間話をして喉が疲れてくるといったような悩みをお持ちのようです。正しい位置で発声をして、歌う声が前に鳴ってくると、だんだんと話している声も前に鳴ってくるようになります。普段から話し方を意識する事を習慣に出来ると素晴らしいと思います。 例えば仕事中に、「今日は声を前に鳴らすのを意識して接客してみよう。」とか、「今日はハーフトーンで接客してみよう。」とか、「腹式呼吸を意識して話してみよう。」とか、「ハミングの方にもっていって話してみよう。」とか、「どうやったら声帯を疲れさせず長時間喋っていられるか。」とか。これらは私も昔やっていました。普段から意識出来れば、感覚をつかむのも早いです。楽しいです。実際にこの方法で早く感覚をつかんだような気がします。 歌は感覚で上手くなるしかないと思います。それをつかみさえすれば、その後の上達は早いです。色々試してみてください。普段の話し声から変えたい人、早く感覚をつかみたい人は、ぜひ日常で話す時にも発声を意識してみてください。 朝晩とても寒くなってきました。電車に乗ると咳やくしゃみをする人が多くて気になります。みなさんも風邪を引いていませんか?暖房の良く効いているところと、屋外では温度の差が激しいので、服の脱ぎ着をこまめにしてみてください。空気は乾燥していてこれも喉に悪いです。うがい手洗いをしっかりして(特にこまめにうがいをしてください。)絶対に大事な喉を守りましょう。お大事にしてください。
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