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声帯について

2020/12/01

こんにちは。東京のボイストレーニングスクールM&N Bit Of Sound講師の小瀬川祐美先生の写真
東京・吉祥寺 M&N Bit Of Sound ボイストレーニングスクール ボイストレーナーのゆみです。

Bit Of Soundでは日々皆さんナチュラルに使う声帯の正しい位置や使い方、鼻腔を共鳴させ倍音と整えるトレーニングなどを主に行なっていますが、今回はそのもう少し手前、どのように声帯が動き声が出るのか。というところに着目してお話ししてみようと思います。

声帯は喉仏の骨で守られている大切な臓器です。
二枚の膜で作られていて空気が通る時に開閉します。口や鼻から入った空気は気管や声帯を通り肺に入ります。吸気で声帯は一度開きますがすぐに閉まります。呼気で肺から出た空気が声帯を通る時に閉じている声帯を下から上への空気圧で押し上げ開きます。この時に押し上げられた声帯は振動して音になり口や鼻から声となって出て行きます。声帯の弁は上から下の吸気では振動はせず下から上への呼気でのみ振動します。(唇をイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません。リップロールの時に吸う空気では振動せず吐く空気で振動するのと同じです。)

声帯を押し上げ開閉させる空気量、空気圧によって振動が変わるため、強い空気や多くの空気が通れば大きな振動となり大きな声強い声になり、弱い空気や少ない空気が通れば小さな振動となり小さな声弱い声になります。
歌や声で表現する場合、大きさや強さが直接表現力に変わるので、声帯を通す空気量、空気圧をコントロールすることも大きなポイントになります。

Bit Of Soundではその空気を通す量や感覚、コントロールをリップロールをすることで掴んでいきます。空気が通ることで声帯が振動する。ということもふまえてトレーニングしてみることもオススメのポイントです。
是非試してみてください。