【ブレスについて】
2024/12/01
東京・吉祥寺 M&N Bit Of Sound ボイストレーニングスクール ボイストレーナーのゆきです。 今日はブレスについてお話ししていこうと思います。 ブレスのタイミングについては、基本的に自由なので決まりはありません。そうはいっても歌っていて苦しいな、とか、自分の歌を録音して聞いてみるとなんだか苦しそうで不自然に聞こえたりもあると思うので、原因を考えてみたいと思います。 ブレスの回数が多すぎたり、必要な量の息をうまく吸えていないため歌いたいフレーズの途中でブレスが入ったりしてしまうと、聞いていて不自然に聞こえてしまいます。どちらも、リラックスして歌えていないのが大きな原因とはなりますが、ブレスを入れなくてもいいくらい短いフレーズでも、息が続かなくなるのが心配でとりあえずブレスを入れてしまってる方もいます。とりあえずどこでもブレスを入れてしまう傾向がある場合は、原曲を聞いて、一度確認してみるのもいいと思います。同じタイミングでブレスを入れる必要はないですが、参考にするのはいいと思います。 もう一つ、必要な量の息をうまく吸えていない場合ですが、息を吐いているとき(歌っているとき)に力み過ぎていると、力が入ったまま息を吸うので、気道が細くなってしまい、あまり空気が入ってこなくなってしまいます。そうすると少ない空気で歌うことになり、途中で足りなくなることもあります。ブレスの瞬間はなるべく力を抜けるといいですね。 あとは腹式呼吸がしっかりできていないと空気のコントロールがしにくくなるので、気づいたら空気がなくなっていて慌ててブレスをいれる・・・ということも起こります。 「回数が多すぎないか」「必要な量吸えているか」「腹式呼吸ができているか」この3つは、結局リラックスできているかどうかに繋がってくるのですが、ブレスがうまくいかないなと思っている方は、参考にしてみてください。 【関連するボイトレ講座】 |