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音楽用語と豆知識「ネ」

音楽用語と豆知識

■ネウマ
中世の単旋律歌曲の記譜で使われた記号。旋律の動きや演奏上のニュアンスを視覚的に示そうとしたもの。

■ネウマ譜
ネウマを使った記譜法。9世紀ごろ現れ、音高を明示しないネウマ、音高ネウマ(ダイアステマ記譜法)を経て、やがて11世紀から譜線ネウマへと移行する。

■ネオ・アコースティック neo acoustic
ポスト・パンクの流れから派生した音楽ジャンル/スタイルのひとつ。1980年代の前半にイギリスで起こった、従来のエレクトロ・サウンドに対して、生楽器中心の音楽スタイル。アズテック・カメラ、モノクローム・セットを筆頭に、オレンジ・ジュース、パステルズ、ペイル・ファウンテンズ、ヤング・マーブル・ジャイアンツ、ブルーベルズなど数多くのバンドが、リリカルで瑞々しい感性をもつ詞をアコースティックやセミ・アコの響きを生かしたシンプルで美しいメロディにのせて歌った。現在もこのネオアコ系サウンドの系譜は受け継がれている。

■ネック neck
ギターなどのボディと一体になった、音程を決定する棹の部分。幅や厚さなどは様々で、一般的にクラシック・ギターは幅が広く、やや厚い。エレクトリック・ギターは幅が狭く、厚さや形状はギターによって違う。表面をフィンガー・ボードと呼び、ギターでは金属製のフレットが半音ごとに打ち込まれている。フレットレス・ベースなどにはフレットは打ち込まれていない。ボディに比べて細く、薄いので、弦の張力に耐えうる丈夫な素材、メイプル、マホガニー、ナトーなどが使用されている。エレクトリック・ギターなどには、ネックのソリを修正するために、トラス・ロッドがネックの内部に埋め込まれているものがある。ボディとの接合方法は数種類あり、ギターの種類、サウンドによって使い分けられる。

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