音階の第7音で主音と短2度の音程をなす音。主音へ向かう力が強い。
■動機 motive(英) Motiv(独) motif(仏)
リズム、音程、ハーモニーなど、ある音楽的特徴を持ち独立性を持ちうる最小の単位。通常、2小節で構成される。動機がさらに2つの部分動機に分けれらることもある。モティーフ。
■同主調 parallel keys(英)
主音が同じ長調、短調。たとえば、ハ長調(C)とハ短調(Cm)の関係。同名調。
■ドゥ・ワップ doo wap(米)
リズム・アンド・ブルース系のポップスの1つ。バック・コーラスが「ドゥワ・ドゥワ」という言葉を歌ったことからこの名が付けられた。
■ト音記号 G-clef(英) G-Schlussel(独) clef de sol(仏)
音部記号の1つ。譜表上で1点ト音の位置を示す記号。通常、第2線に置かれる。高音部記号。ヴァイォリン記号。
■トーチ・ソング torch song(米)
ポピュラー・ソングのうち、センチメンタルなバラードの総称。
■ドミナント・セヴンス・コード dominant seventh chord(英)
属音上に作られる7の和音。長3和音に短7度音程を加えた形態で、通常「属7の和音」と呼ばれる。どの音からでもこの音程関係で和音をつくれば、属7の形態の和音ができる。
■トライトーン tritone(英) Tritonus(独) trion(仏) tritono(伊)
3全音。音階に含まれる増4度のこと。3つの全音の隔たりがあるためこう呼ばれる。対位法や和声法の旋律進行で禁じられる音程。また、属7の和音は導音と第7音がトライトーンを作り、それぞれ解決する力を持つ。
■トラッド・ジャズ trad jazz(米)
ニューオーリンズ・ジャズのこと。→ジャズ。
■ドラムス drums(英)
通常。ドラムスという場合はドラム・セットをさす。ポヒュラー音楽では、リズム・セッションとして重要な役割をはたす。バス・ドラム、バス・タム(フロア・タム)、大きさの異なる2つのスモール・タム、スネア・ドラム、ハイ・ハット・シンバル、トップ・シンバル、サイド・シンバルという構成が一般的。