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講師コメント 2014/6/27更新

M&N Bit Of Soundでレッスンをする講師たちのコメントを紹介。
随時更新していきます。

 講 師 か ら コ メ ン ト 

こんにちは。ゆきです。山田由紀先生

ビットオブサウンドのホームページを見ていただくとわかりますが、
声を「出す」ではなく、「ならす」と表現していることが多いと思います。

声帯を楽器としてとらえるようになると、
「出す」より「ならす」ほうがしっくりきます。

声をならすとき、声帯を二つの弦のようにとらえます。
そこに肺から空気を送ってあげると声帯が震え、音が鳴ります。

人は赤ちゃんの頃から、当たり前のように声を出し、
そして少しずつ、周りの人のマネをしながら、会話や歌を覚えていきます。
その中で、色々な癖がつき、声を「出して」しまっている人が多いような気がします。

文章では少し分かりにくいかもしれませんが、
たとえば「ア」という言葉を出すときに、「アを出してます!」という感じになっていることが多いです。
それよりも、口を「ア」の形にしておけば、そこに空気を通すだけで自然と「ア」が鳴る、という感じです。

私は普段、仕事や生活をしてく中で、「なんとなくしっくりくる」感覚を大切にしたいと思っています。
その日の体調や環境で、のどの感覚も変わるのは当たり前。
昨日と感覚は違うけど、今日はこっちの方がしっくりくるな、でいいと思います。
その時々のしっくりくる感覚を積み重ねていくと、自分の喉がどういう状態かが少しずつつかめてくると思います。

そして、だんだん自分が声を「出して」いる感覚から、
声帯を「ならして」いる感覚に変わってきます。
ぜひ味わってみてください。

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