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ボイストレーニングを続けることで起きる変化

2018/11/28

こんにちは。当ボイストレーニングスクール講師の山田由紀先生の写真
東京・吉祥寺 M&N Bit Of Sound ボイストレーニングスクール ボイストレーナーのゆきです。

今回はボイストレーニングを続けることで起きる変化についてお話していこうと思います。

ボイストレーニングを続けていくと、色々なことが変化していきます。この変化は本当に個人差があり、感覚もそれぞれだと思いますが、私がレッスンをしていく中で感じたことや、自分の体験などからお話していきたいと思います。ご自分の変化と比べたり、参考にしていただけると嬉しいです。

まず、自分の声の聞こえ方が変わってきます。クラッシック型の鳴らし方をしていると、どうしても声が体の中の空洞に共鳴している割合が多いので、自分の中から声が聞こえていたり、自分に響いている感覚があります。ビットオブサウンドのボイストレーニングを続けることで、ポップス型の鳴らし方に少しずつ変化していくと、声が身体に共鳴する量が減ってくるので、だんだん自分の声が前に出てきて、外から聞こえる感覚になります。外からというのは、口から出た自分の声が外から聞こえるような感じです。

次に、外に出てくる音も変化してきます。ボイトレを始めたら、周りの人達に声が変わったと言われる方も多いと思います。ノドに力を入れて声を出していると、外に出てくる音が少し硬い、つまったような音になります。それが、力みが取れてくると空気が自然に通ることで、柔らかくスッと入ってくるような音に変わってきます。また、高音についても、声帯をしめながらならす音(ポップス型)と、声帯を引っ張りながらならす音(クラシック型)は違います。声帯を引っ張りながら鳴らすのは、ギターでいうチョーキングしている状態です。

体感としてノドの力が抜けると、もちろん楽になってきます。そのまま続けていると、「声を出している」感覚から「声を鳴らしている」感覚になってきます。ノド(声帯)に空気を通すことで音が勝手に鳴っているような感じです。

あとは、声のならし方が良くなってきて負担が減ったのか、風邪をひくと必ずノドをやられてたのが、なくなってきたというような話も聞きます。

このように、いくつかの例を書かせていただきました。まだボイストレーニングをしたことがない方や、始めたばかりの方はよく分からない感覚だと思いますし、長くボイストレーニングを続けている方は、似たような変化があるかもしれません。

よく生徒さんとお話するのが、出し方が良い方向に変わっていくと、昔出していた出し方が分からなくなるよね、ということです。以前は歌うときノドが辛かったけど、どういう風に鳴らしていたか思い出せなくなってきますよ。また、自分ではこれが良い変化か悪い変化か分からないようなこともあると思いますが、変化していくことが次へのステップになりますし、その積み重ねが自分の本来の自然な声につながっていきます。その変化を良い方向に導くのがボイストレーナーですので、迷ったときには、ぜひレッスンの時に相談してみてくださいね。その他に鳴らし方以外には、ボイトレをした日はよく眠れるとか、お腹がすく、など声を出すのは体力をつかうようです。私もレッスンをするとお腹が空きます(笑)

皆さんもボイトレ後の変化を探してみてください。日々の変化を楽しみながら、コツコツとボイストレーニングしていきましょう!

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