こんにちは。
東京・吉祥寺 M&N Bit Of Sound ボイストレーニングスクール ボイストレーナーのゆきです。
今回は「ノドの力を抜く方法」について考えてみたいと思います。
ボイストレーニングを受けていると「ノドの力を抜いて」や「もっとリラックスして」などと言われることがありますね。力を入れるつもりがないのに入っているので、抜こうとしても抜き方がよく分からない。そういう感覚があると思います。その時に、声を出すという事をなるべくシンプルに考えたらどうかな?と思います。
ノドには声帯があります。そして肺から送られてくる空気で声帯が震えると勝手に音がでます。出そうとしなくても勝手に、です。なので、声を出そうと思ったとき、ノドは「出そう」としなくても空気を待っているだけで勝手に「鳴る」感じです。
例えば「あ」という言葉を出すときには、口の形が「あ」になっていて、後は声帯に空気を当てるだけです。初めはなるべく短い空気(音)でやってみるといいと思います。何故かというと、音を延ばそうとするときに「延ばそう」とする力がはいるとまた力んでくるので、初めは短い音にして、音を延ばすときは、そのまま空気を出しっぱなしにすると勝手に延びます。その感覚で一度やってみるとノドの筋肉の動きがシンプルになり、力が入らない感覚が少しつかめるのではないかな、と思います。どうしても力んでしまう方は一度試してみてはいかがでしょう。
それでは、今日もボイトレ楽しみましょう!
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