声帯のしくみと体の使い方
2020/06/01
こんにちは。 今回は、声帯のしくみと、体の使い方について考えてみたいと思います。 声が出しにくいときの理由として、色々ありますが、声帯に炎症やポリープなどがある場合や、加齢により声帯が萎縮して細くなってしまう場合。このどちらでもない場合は、久しぶりに声を出すと、出しにくいという場合が多くあると思います。声帯は使わないと衰えます。 体の使い方としてよく聞くのは、椅子に座り、椅子の手すりを下に押しながら声を出してみたり、立って少し膝をまげて声を出してみてください。お腹に力が入り、下に引っ張られるような感覚になると思います。この体の感じを意識してあげてください。久しぶりにボイストレーニングを行う時は、体を使うことを忘れがちになるので、少し意識して、背中が丸くならないよう、姿勢をただして、腹式呼吸です。リップロールから、はじめてみてください。息の量が多くなるときや、強くなるときに、お腹に力が入るとよいでしょう。重心を下に感じながら、ナチュラルな声帯の位置で、ウォーミングアップしていきましょう。体を使うと上手く息が前に流れていくのを感じられると思います。 |