こんにちは。東京・吉祥寺 M&N Bit Of Soundボイストレーニングスクール ボイストレーナーのけいこです。
今回は、高いレベルで歌が歌えるようになる為に大切なことの1つとして、息のコントロールについて話してみたいと思います。
歌っている時に、息が続かなくなる場合、どうしたらよいか、肺活量の問題だと思い、どんなトレーニングをしたらよいか?という質問がたまにあります。
まず、ボイストレーニングの最初に、ウォームアップでリップロールをしますが、これが重要になってきます。
リップロールの正しいやり方の一つとして、声帯の位置がナチュラルでなくてはなりません。
それには、音色が変わらないようにすること。ナチュラルなポジションで鳴らした時、音色が変われば声帯がずれた、、ということになります。
そして、息がどれくらい出ているかを確認しながら、腹式呼吸(胸式より、息がコントロールしやすいです)で、一定に出します。つまり、音量を一定にすることです。
音色、音量を変えないで腹式呼吸で一定に出すリップロールを意識しながら、いつものフレーズをやってみてください。これが出来たら、ここでやるボイストレーニングを全部、裏声、表声、ハーフトーンも同様に、なるべく一定に出しながらトレーニングしてみてください。
歌う時に、息がコントロールしやすくなるはずです。声に強弱をつけるには、息の量を多くすれば、大きな声になり、息の量を少なくすれば、小さな声になります。
肺活量は、ないよりあった方がいいですが、これらのことができていないと、肺活量が沢山あっても意味がありません。
正しい方法で、息をコントロールする練習、とても大事です。なぜなら歌は、どれだけ繊細なところまで、息をコントロール出来るかで、高いレベルで歌を歌うことに繋がっていくからです。
まずは丁寧に、集中して、ボイトレ一緒に頑張りましょう。
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