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リップロールのコツ・効果・練習目的について

2020/03/02

こんにちは。東京のボイストレーニングスクールM&N Bit Of Sound講師のRIHIRO先生の写真
東京・吉祥寺 M&N Bit Of Sound ボイストレーニングスクール ボイストレーナーのリヒロです。

今日はボイストレーニングでもっともポピュラーになったリップロールの意味・用途について整理して説明したいと思います。

まずは、
①喉をリラックスさせるために使う
②ウォームアップするときに使う
③腹式呼吸で空気を吐き出す量を確認するときに使う
④声帯の位置をナチュラルな位置にもどすのに使う
この4つの用途で用います。

リップロールがあまり得意ではない人は、
リップロールをする際に頬が膨らむと長続きしにくいので、頬が膨らまないように指で頬をおさえ、最初のうちは補助してあげるとリップロールがやりやすいので試してみてください。
慣れてくると指で補助しなくてもできるようになってきます。
補助なしで出来るよう頑張ってみてください。

①まずは、リラックスさせるためになるべく脱力して裏声でのリップロールです。
無理なく、音程を高い方から低い方へ出来る範囲の音域で軽く鳴らすだけでリラックス出来ると思います。

②ウォームアップ
ウォームアップも裏声のリップロールです。
いつもやっている3つのフレーズで出来れば5分程度は最低でもやりましょう。
喉を起こしていくことを意識するのも大事です。

③腹式呼吸の意味である空気の吐き出す量をコントロールするのに、もっとも分かりやすい方法がリップロールです。
まずは、空気を吐ききるまで一定に鳴らすトレーニング。唇を一定に震わせることを意識しながら頑張ってみてください。
次に、音程をつけ高低に関係なく空気の吐き出す量を一定にコントロールすることによって音の高さに関係なく音量を調整しやすくなります。これも頑張ってください。

④声帯の位置をナチュラルな位置にもどし、安定させる。
これがもっとも重要でもっとも疎かにしがちなので、ただリップロールで唇を震わせればいいということではなく、声帯をナチュラルな位置で鳴らす・もどすことが重要です。
それを踏まえて①、②、③のトレーニングもこなしてください。この3つもナチュラルな位置で鳴らさないと意味がないです。
どうぞ、正しいリップロールの鳴らし方を頑張って身につけてください。

 

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