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自分の声を客観的に聞く大切さ

2021/06/01

東京のボイストレーニングスクールM&N Bit Of Sound講師の小瀬川祐美先生の写真
こんにちは。東京・吉祥寺 M&N Bit Of Sound ボイストレーニングスクール ボイストレーナーのゆみです。

ビットオブサウンドのレッスンでは実際歌う際にヘッドホンを使って歌い、そしてレッスンを録音して聞き直すことでの復習や練習をおすすめしています。もちろんトレーニングメニューの確認やトレーナーのアドバイスの確認としての録音という意味もあるのですが、「自分の声を客観的に聞く大切さ」を養うことが出来るのも大きなポイントだからです。

ビットオブサウンドで行うポップス発声ではクラッシック発声と違い体内共鳴を持ちいらずダイレクトに口から音を出すためにカラダの内側に響く感覚で感じたり判断し過ぎてしまうとわかりづらくなってしまう場合があります。
しかし声帯は首、喉にあり振動する際にはカラダの中で響くので、基本的には自分が出している時には自分の声を他の人が聞いている自分の声のように完全に外からだけで聞くことは出来ません。
そこでヘッドホンで聞いたり、録音した自分の声を聞き、耳で外音として聞くことで、自分の声がどのように外に出ているかを聞くようにしてみます。出ている声、鳴らし方、大小、強弱、コントロールが自分が出している時に思っていた通りに出来ているか、などを聞いてみてください。
それに慣れて来ると、客観的に自分の声を聞けるようになり、出し方が良くなり喉がつくられるほどに、マイク入りや抜けの良さもわかるようになります。
そして、それは自分の「歌」を含めた「音楽」として自分の声を聞けるシンガーとしての力になり、「聞く耳を養うトレーニング」にもなり自分の声だけでなく他の人の出している声や出し方もわかるようになってきます。

ぜひ「自分の声を客観的に聞く大切さ」をだいじにトレーニングしてみてくださいね。