クラシック型とポップス型の発声の違いについて
2018/06/27
こんにちは。 前回の講座より、少し身近な例を挙げ、より具体的に進めようと思います。 まず、今日は、クラシック型の発声と、ポップス型の発声の違いを説明していきます。 まず、クラシック型の発声は、どうやって生まれたかというと、その時代は電気がまず無かった時代に生まれた発声法です。 オペラや合唱など、大勢の人に声を届けたい、どうやったら大きな声が出るんだろう。そこから生まれた発声法です。 アコースティックのピアノやギターなども同じですが、その胴体に共鳴させることによって、音が大きくなっている訳です。 低い方は、声帯を落として胴体に近づけて鳴らすことによって、胴体に共鳴させ、高い方は、わざわざ顎を引いて、声を一度頭蓋骨にあて共鳴させ、要するに体全体に共鳴させることによって、大きくしようと考えたのです。 それと反して、ポップス型の発声は、声帯の位置をナチュラルな位置のままで、ストレートに鳴らす発声法です。 大きな声を出すというより、胴体に響かせるのではなく、ストレートに声を前に出す、クリアーな音を鳴らす発声法です。 でも、クラシック型の発声が悪いと言っている訳ではありません。クラシック型の発声は、少し不自然に負担のかかる発声法なので、選ばれた喉を持っている人のみが、最後は生き残れる世界です。 どちらの発声がいいと言う訳ではなく、やる音楽によって発声が変わるということです。 オペラなど、マイクを使わない音楽は、クラシック型の発声で、ロック・ポップスなどのマイクを使う音楽は、ポップス型で、より楽しく自由に歌えるように、ぼくらはサポートします。 歌を歌おう そこに 希望と勇気が生まれる。 |